生け花 夏 

 

6月に入り 夏らしく涼しげな花材が登場し始めました。

気温も上がり昼間は28度、お花の持ちが悪く 

できるだけ涼しい所に置くようには心がけ、まめに水替えしています・・。

お稽古では 先生はお茶も教えていらっしゃるので 

毎回 お茶室のお花やお茶のお道具を 拝見するのが楽しみで・・、

私にとって木曜日は至福の時間となりました。

 

 



6月04日( 瓶花 斜成体 間留 )

一つ目の花材・・ニシキギ・桔梗 

今回は瓶を持参し、ポイントを教えていただきましたので・・なんとか収まりました。

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<ニシキギ> 

検索してみました。

ニシキギ科の落葉低木。

コマユミ(小真弓)の変種とされ、枝にコルク質の翼があるのが特徴。

紅葉とオレンジ色の実がすばらしいとあります

名前はこの紅葉からつけられ,別名「剃刀の木(かみそりのき)」 枝にある翼の形状から。

二つ目の花材・・ニシキギ・キバナノコギリソウ

先日購入しました「短五筒」を早速使ったお流儀を教えてもらいました。

初心者なのでニシキギを5本使ったお流儀で、先生にセットしていただいたのを組合わせるのですが

思うようには組めずとても難しい。 

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<キバナノコギリソウ>

キク科 ノコギリソウ属/アキレア属

黄色い花を付けるので、“キバナ”、葉の形をノコギリの歯に見立てて付けられた。

学名をアレキアと云い、学名の由来は、ギリシャ神話に登場するトロイア戦争の英雄アキレウスが、

この葉を使ってかかとの傷を癒したことによると云います。 

適用 食欲不振、胃炎、腸炎、外傷用として止血に用いられる。若葉をハーブサラダで食用にする。

花をドライフラワーに、また、堆肥用の生ゴミの中に葉を入れると早くゴミを分解する。  

  

  



6月10日( お流儀と瓶花 )

一つ目の花材・・ミツマタとアジサイ 

ミツマタ・アジサイを「ためる」のがとても難しいく 

アジサイはポキント折れてしまった。人肌で優しくためるのはなかなか難しい。

二つ目の花材・・ダンチクとユリ 

これは実は母の作品・・ダンチクがとても気に入り活け始めましたのでお譲りしました。

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<ダンチク>

初めてなので検索してみました。

ダンチク (暖竹・段竹) ヨシタケ(葦竹・葭竹)  

斑入り変種/フイリノセイヨウダンチク(斑入りの西洋暖竹)

暖地の海岸近くに生育するイネ科の多年草。別名ヨシタケ。 

ヨシに似ているがはるかに大型で、高さは2-4メートルになり、茎も太くて竹のようになる

紀伊半島ではサバのなれ鮨を作る際、それを包むのに使われる。

 

 



6月17日( お流儀 )

一つ目の花材・・リヤトリス 

今回はリヤトリスを7本使いました。 

やはりうまく「ためる」ことができず蕾や葉がぽろぽろ落ち悪戦苦闘・・

教室で教えていただいて 家に持ち帰るとリヤトリスは もとにもどり真っすぐになっています〜 

時間かけて「ためる」のですが、ほんま難しい〜。

二つ目の花材・・リヤトリスとガクアジサイ 

涼しげなガクアジサイは先生のお庭から頂戴しました。

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<リヤトリス>

検索してみました。

菊科・ 北アメリカ原産。大正末期に渡来・別名「百合薊(ゆりあざみ)」「麒麟菊(きりんぎく)」

 

 



6月24日( お流儀・盛り花 )

一つ目の花材・・枇杷 

今回は枇杷でのお流儀です。枇杷を2本と後ろに枝を3本添え活けました。

枇杷の木は固くて切るのも大変ですので「ためる」にはかなりの時間がかかり

うっかりすると枇杷の実落ちてしまいます。(注意・・実は奇数にすること。)

教室で教えていただいて 家に持ち帰ると実は二つも落ちてました。 

なすびの枯れ木でできた配木を瓶にはめ込むのに難儀し、

次は枇杷の木がなかなか立たず困り果てましたが

とても楽しい時間を過ごせました。 

二つ目は(右盛体)花材・・枇杷と菊

教えていただいた型とはかなり変わってしまい、何度も携帯メールでご指導していただきました。

三つ目の花材・・矢羽ススキ・タマシダ・リヤトリス・ルリギク 

先生のお庭のお花を頂き活けました。

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<ルリギク・瑠璃菊>

検索してみました。

ストケシア  キク科 ルリギク属.

美しい和名がぴったりで、矢車草を思い出しました。

花色は藤紫色が代表的ですが、ピンクや白、淡黄色などがあるとあります。  

 

 

 



7月01日( お流儀・飾盛体 )

一つ目の花材・・蒲の穂・フトイ 

今回は放置水田に生えている蒲の穂を頂いてお流儀です。蒲の穂を三本とフトイで活けました。

私の身長以上の蒲の穂を、どのようにしていけるのか 今日はとても楽しみにしていました。  

そうなのか・・葉と穂とにわけるのです。  

蒲の穂はもう1週間早ければ葉先が綺麗だったようです。

夏らしく涼しげなお花になりました。 

翌日には葉がくるくる回ってきました・・水切れしているので葉の入れ替えをします。

二つ目は盛花(飾盛体)花材・・フトイ・バラ・かすみ草・旭ハラン

飾盛体(しょくせいたい)は高度になると線・面・マッス塊 の三要素を生け表すとききました。 

先生は「ハラン」の葉先を美しく曲げられました・・。  

なんと 葉先をくるくる丸めて擦り合わせるんです〜♪。  

洋風のとても素敵なお花に仕上がり、家のどこに飾るか迷い模様替えまでしてしまいました。

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<蒲の穂>

検索してみました。

ガマ科ガマ属の多年草。穂の下部は赤褐色で太く、雌花の集まり。穂の上半分は細く、雄花の集まり。

雌花は結実後は、綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になる。この果実は風によって飛散し、

水面に落ちると速やかに種子が実から放出されて水底に沈み、そこで発芽する。

花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれる。外用で止血薬、

雌花の熟したものは綿状になる、これを穂綿と呼ぶ。

日本神話の因幡の白兎の説話では、 

毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言している。

しかし、唱歌の「大黒さま」の中ではそれが「がまのほわた」となっていて

両者は混同されていたことがわかるとありました。 

 

 

 



7月08日( お流儀 )

一つ目の花材・・桧扇 

桧扇を五本で活けました。といっても相変わらず先生に活けてもらってから 手ほどきを受けています。

家で活けてみると まだまだ思うようには活けられません。 

<ヒオウギ(檜扇、桧扇)>

 検索してみました。 

アヤメ科ヒオウギ

祇園祭には、京都ではヒオウギが必ず活けられるという風習がある。

ヒオウギは扇状の葉を持つことからヒオウギ(檜扇)と名付けられた。

古代、ヒオウギで悪霊退散したことから厄除けの花として飾られるようになった。

祇園祭が元々は疫病を流行らせている怨霊の怒りを鎮めるために始められたことから、

悪霊退散に使われたヒオウギは欠かせないものとなったと考えられる。   

葉が何枚にも重なり合って並ぶ姿が檜扇(ひおうぎ)に似ているところから名付けられた。

花後に果実が生り、緑の果実は秋になると熟して割れて中から20数個の黒い種子が現れる。

これは射干玉(ぬばたま)、または烏羽玉(うばたま)と呼ばれる。

「ぬばたまの」「うばたまの」「むばたまの」は 

黒・夜・暗き・夢・髪など黒に関連するものに掛かる枕詞。

二つ目は盛花 花材・・ヒメガマの穂・キクイモ

今回も放置水田からヒメガマを頂き・綺麗な黄色いキクイモのお花は先生から 

先生が花材に使われている花屋さんの「ヒメガマ」は葉先がいつもないので 

自然の「ヒメガマ」を楽しんで教えてくださり

今回も洋風のとても素敵なお花が仕上がりました。

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<ヒメガマ>

ガマ科ガマ属の多年草。 

ヒメガマは雌花穂の上に花の付かない部分があって、 

雌花穂と雄花穂との間が離れているので花穂を見ればすぐに分かります。 

また、ヒメガマの雄花穂が特に長いのも特徴です。

今回は畑の行き帰りに見ていた植物が、ガマの穂と分かりヒメガマは調べながら探せ、

先生のご指導で 豪華なお花に活けることができました。

 



7月15日( お流儀 )

一つ目の花材・・カキツバタ 

燕子花(カキツバタ)を三組で活けました。 

といっても相変わらず先生に活けてもらってから 手ほどきを受けています。

首が伸びたカキツバタは夏の佇まいで活け、 

後ろに虫の幼虫が住みついている「巣閉葉」を葉で作りましたが 

写真を撮り忘れてしまいました。 

燕子花は、早春〜晩秋まで季節ごとに挿法が異なるのだそうです。 

早春、春、初夏、夏、秋、晩秋・・・と。

二つ目は「沼沢の景色」盛花 花材・・フトイ・ダンチク・ナデシコ・雪柳

夏の湿地や沼沢の湖面の景色を活けます、この季節 水生植物が繁茂しています。 

その景観を活け表しますが 

ぐちゃぐちゃになりそうでむつかしいです。 

三つ目は 先日見つけた竹でできた手桶の花器を

階段の隅に 先週のお花の残りを使い活けました。 

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<カキツバタ>

 検索してみました。 

アヤメ科アヤメ属の植物/湿地に群生

歌の題材としても取り上げられ,その中でも有名なのが、「伊勢物語 第九段 東下り」の在原業平の歌。

東の国の方に住むのに適当な場所を求め出かけていたところ、

三河の国の八橋というところで、沢のほとりにたくさんの美しく咲いている杜若を見つけ、

一向の1人がかきつばたの5文字を句の頭において、旅の心を詠んでほしいと言ったところ、

「からごろも きつつになれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」

(唐衣の着慣れたのと同じように、慣れ親しんだ妻を京に残して、 

はるばる遠くまでやってきたこの旅をしみじみと悲しく思うなぁ)

と詠み、一同それぞれに涙したとの名場面です,杜若は女性を表現することが多く、 

生花でも優しい線で活けるそうです。

 



7月22日( 五管筒 末広 )

一つ目の花材・・ソケイ・ナデシコ 

前に購入しました五管筒を ついに全て使えました。

ソケイは春とばかりおもってましたら・・枝で登場 

それぞれの筒に「体・用・留め」が配され五管を末広がりに活けました。

二つ目盛花 花材・・トルコキキョウ・ドラセナ

白地に口元がムラサキの とても涼しげなトルコキキョウです。 

 



08月05日( お流儀 )

花材・・朝鮮槇 

槇7本で活けました、槇は今までの花材の中では一番柔らかく「ため」やすくかんじました。

でもまだまだ先生に枝を決めて頂き 活けてもらってからのまねごとです。

真夏の猛暑にもかかわらず、枝の先端には柔らかな若葉をもち

青々とした瑞々しい姿を長い間保ってくれます。

玄関がとても涼しげになりました。

来年は、一人でどれぐらい活けられるかなぁ〜〜。

 



08月12日(瓶花 )

花材・・パンパスグラス・リューコデンドロ・ドラセナニュードリーミー・トルコキキョウ  

お稽古中は立っていたパンパスグラスが、家ではうまくたってくれず

悪戦苦闘している間に トルコキキョウの枝が折れていくし

ドラセナもすぐに横を向いてしまう・・

どうしてこんなにうまくいかないのかなぁ〜〜?。

今日の「瓶花」はかなり違った仕上がりになってしまった〜〜。

 



08月26日(お流儀 )

花材・・葉蘭 

葉蘭は九本使いました。

もちろん初めての葉蘭ですので、先生に活けていただいてから挿します。

葉蘭は軸が細く丸身をおびているのでくるくる回ります。

「体」と「体の後添え」は直ぐにはなれてしまいます。

先生にお借りしました教本には葉蘭の活け方が百通りありました。

家の葉蘭を選り分けて 活けられるようになりたいなぁ〜。